映画について

ミューズの里は、「いのち」「心の豊かさ」をテーマに、次世代に語り継いでいくべき普遍的なメッセージを大切にしながら、希望の種をまく作品づくりを目指しています。

映画『アオギリにたくして』『かけはし』に続くミューズの里の第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』は、被爆体験を語り続け「アオギリの語り部」と呼ばれた沼田鈴子さんが亡くなる4カ月前の映像メッセージに込められた思いと共に、日本全国・世界に広がる被爆アオギリ2世・3世の植樹を追いながら、アオギリに託された想いを伝えていきます。希望と平和の種を蒔く人々の姿を通して、過去と未来をつなぐ 今を生きる私たちに出来ることを模索しながら、次世代に語り継ぐヒロシマ・ナガサキを描いていきます。

核なき世界を願う 被爆者の祈りを胸に
声なきいのちの叫びを アオギリにたくして…
体験のない世代が 次世代に語り継ぐヒロシマ・ナガサキ

過去と未来をつなぐ  
今を生きる私たちに
できることは何だろう…。
その模索の中から見える希望とは?

広島平和記念公園の被爆アオギリ。
この木の下で、被爆体験を語り続けた一人の女性がいた。
沼田鈴子さん、享年87歳。
結婚式を3日後に控えた1945年8月6日、
キノコ雲の下にいた沼田鈴子さんは、
麻酔薬もないままノコギリで左脚を切断し、
その後、婚約者の戦死を知らされた。
「原爆が憎い」「早く死にたい」と、
自殺することばかり考える日々だった。
そんな沼田さんに、生きる力を与えたのは、
勤め先の庭で共に被爆したアオギリの木だった。
原爆による熱線と爆風で幹の真ん中がえぐれ、
爆心地側の幹の半分は焼け焦げていた。
ところが翌年、焼けていない方の枝から、新芽が吹いた。
傷口を包むように成長を続ける被爆アオギリが
「どんなことがあっても、生きるんだよ」
と、沼田さんに語りかけていた。
1973年、この木は広島平和記念公園に植樹され、
アオギリの下で、沼田さんは被爆体験を伝え続けた。

監督・プロデューサー:中村里美・伊藤茂利
◆撮影形態:ビデオデータ撮影
◆公開形態:DLP Blue Ray公開
◆上映時間:約100分(予定)
◆完成:2024年(予定)
◆公開予定:2025年夏の劇場公開を目指します!
◆日本全国各地・海外上映を目指します。

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