歌と語りで伝える「いのちの音色」

「いのちの音色」ライブ公演について

「いのちの音色」は、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブ公演です。国内外でヒロシマ・ナガサキの被爆者のメッセージを伝えた体験をもとに、音楽・トーク・朗読により構成されています。このライブ公演の中から生まれた映画『アオギリにたくして』は、第1回JASRAC(日本音楽著作権協会)音楽文化賞を受賞。劇中には『いのちの音色』ライブ公演の楽曲が流れています。皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

第一回JASRAC音楽文化賞授与式(帝国ホテルにて)

映画『アオギリにたくして』企画・製作・プロデューサーの中村里美(主題歌・挿入歌)と伊藤茂利(プロデューサー・音楽監督・ギタリスト)

第一回JASRAC音楽文化賞・受賞理由:『アオギリにたくして』は、主題歌や挿入歌など、音楽が被爆者の方の想いを効果的に伝える役割を果たしている。平和の尊さや命の大切さを訴えかけていく取り組みとして、原爆投下から70年になろうとしている今、顕彰する
<JASRAC(日本音楽著作権協会)より>

「アオギリにたくして」CDアルバム

歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」日本全国ライブ活動は、2008年よりスタートしました。2010年には、初の海外ライブが米国ワシントンの(財)カーネギー地球物理学研究所で開催され、広島の被爆アオギリ2世の苗が植樹されました。このライブ活動を応援してくださっていた広島の被爆者で「アオギリの語り部」と呼ばれた沼田鈴子さんが2011年7月12日に永眠されました。ライブの中で、被爆体験の朗読もさせていただいていた沼田さんの前半生を映画として伝えることで、次世代に被爆体験を継承していきたいという思いから、初プロデュースとなる映画『アオギリにたくして』を製作し、2013年3月に劇場公開されました。この映画の中には、「いのちの音色」ライブ活動の中で歌い奏でられてきた楽曲がたくさん入っています。このアルバムは、映画『アオギリにたくして』主題歌&挿入歌や挿入曲を中心に、12曲が収録されています。


〜 楽 曲(全12曲)〜
1.ひな鳥へ 2.いのちの音色 3.きっと逢える 4.Mother 5.Twilight Cloud
6.優しさの瞬間 7.風のワルツ 8.Never Again 9.Mother(Instrumental)
10.アオギリにたくして 11.No Rain, No Rainbow 12.愛が流れている
◎歌:中村里美 ◎ギター:伊藤茂利
◎ピアノ:坂井千浪 ◎ベース:花輪春比古 ◎ドラム:岩瀬立衛 ◎二胡:寺嶋級江
◎音楽プロデューサー:伊藤茂利◎レコーディングエンジニア:岡部晃久
◆制作&発売元:ミューズの里 ◆定価:2,000円(税込)
◆発売日:2013年8月6日(MUSEVOICE 004)■お問合せ■ミューズの里
E-mail: info@musevoice.com または crosscultureplaza@yahoo.co.jp
TEL: 070-6511-7275  TEL: 070-5568-8204
FAX: 042-810-1100 https://aogiri-movie.net/

〜被爆アオギリについて〜

1945年8月6日、爆心地から北東へ約1.3キロの地点でアオギリは被爆し、爆心地側の幹半分が熱線と爆風で焼けてえぐられてしまいました。
しかし、その後、樹皮が傷跡を包むようにして成長を続け、焦土の中で芽を吹き、75年は草木も生えないと言われた広島で、多くの人々に生きる勇気と希望を与えてきました。
被爆アオギリは、1973年に広島の平和記念公園に移植されました。
広島市や被爆アオギリに平和への思いを託している人々が、この被爆アオギリの種を発芽させ「被爆アオギリ二世・三世」を育て、「平和を愛し、命あるものを大切にする心」を伝えています。